寂しがり屋には愛情を。

「お、オレも先生のこと可愛いと思ってますからね?」


「のぞみセンセーは綺麗系じゃなくて可愛い系の顔だもんね!」


「童顔寄りだよな。」




…なんかめっちゃ恥ずかしいんですけど。


「なにこれ?!誉め殺し?そんなに褒めてもなんもねーからな?!」


こいつらに褒められるとか、逆に怖いんですけど!



「やだなー素直な気持ちなのにー。」


「コーヒー冷めちゃいますよ。」


「センセーケーキ食わねーならオレ食っちまうぞ。」



「ダメ!ケーキだけは譲れないよ!」



「じゃあ早く食えよ。」


武藤くんに急かされて、チョコレートケーキを一口口にする。


この溶けるような食感。

絶妙な甘さの中のカカオの香り。

スポンジの柔らかさとクリームの滑らかさ。




「……お、おいしい!!」


非常においしいですよみなさん!!

この高級感あふれる感じがなんとも言えない!!

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