寂しがり屋には愛情を。

「ちょ、ちょっと待って!一回、一回冷静になろうみんな!」


「センセーがな。」



西野くん今はそう言うツッコミいらないよ!

確かに慌てているのはあたし1人だけれども!



「よく、考えて見てよあなたたち。ここはあたしの家、あたしは教師であなたたちはあたしの生徒。

この家にあなたたちがいること自体おかしいって事はわかってる?」



「は?なんでだよ。別におかしくねーだろ。」


「仲良しだもん問題ないよね。」


「兄貴が来てんのにオレが来ちゃいけない訳ないだろ。」


「1人ならまだしも、4人一緒だし、余裕ですよ。…1人で来てもいいなら喜んで来ますけど。」



余裕じゃないよ!
何しれっとしてんの唯一の光!!

常識はどこにいっちゃったの?!

1人でなんか来ていいわけないじゃん!



「出たなムッツリヤロー。」


「枝並ってムッツリだったのか。意外だな。」


「翼がオープンでもそれはそれでじゃない?腹黒だしやっぱムッツリだよ翼は。」


「お前ら…好き勝手言いやがって。オレはムッツリじゃない。」


「じゃあオープンなの?」


「……和樹、女性の前でそう言う話をするのはどうかと思うぞ。慎め。」


「やっぱムッツリなんじゃねーか!」


「うるさいぞ馬鹿。」


「はぁ?馬鹿っていうほうが馬鹿なんですー。」


「は 小学生かお前は。」



もう先生からしたらみんな小学生みたいなんですけど。そこんところどーなのよみなさん。


と言うか今はムッツリだとかオープンだとかそんな事はどーでもよくてですね、


「あんたたち、本当に食べるの?夜メシ?」



そこが一番重要なんですよ。






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