寂しがり屋には愛情を。


ガチャ

「お、お待たせ…」



「え、誰?!」

「センセーかわいいー!変装?」

「へー、変わるもんだな。」

「ウィッグですか。長いのも似合いますね。」



悩み抜いた結果、

茶髪ロングゆるふわウェーブのウィッグ(ボス支給)に黒縁メガネ(安価)に黒のハット(彼方からの誕プレ)をかぶってみた。

服装もいつもの格好からは想像もできないような、ゆるっとふわっとロングスカートなんてものを着てみた。

ちなみにこれは鈴さんからのプレゼントである。



どうよこの完璧な変装。


どっからどう見てもあたしには見えんでしょうに!



「センセーそれ、下手したら高校生に見えるぞ。」


「それって喜んでいいのか…?」


「いいんじゃね?若いってことだろ。」


「頑張っても大学生にしか見えないですよ。良かったですね。」


「…それはなんか素直に喜べないよ会長くん!」




そんな褒めたのにあれ?みたいな顔されても先生喜べないよ!



< 214 / 258 >

この作品をシェア

pagetop