寂しがり屋には愛情を。
「おっかえりー…なさいッ!!」
「はい、ただいま。」
にっこり微笑む黒髪スーツの凌ちゃんサン。
もう見慣れた黒髪は、就活の時に染めたもの。
最初は違和感だらけだったけど、今はもうしっくり馴染んでいる。
「どうしたの?
いつも以上に元気じゃない?」
「ん?そーかな?
なんでだろうね!」
あれだ、きっと学校が楽しかったからだ!
「早くご飯食べようよ!」
「はいはい。」
ネクタイを緩めながら頭を撫でられた。
「ん?」
「いや、のんが可愛いなーと思いまして。
今日のご飯はなんですか?」
「なんやそれ。
今日はハンバーグです!」
「マジか!やったね!」
凌ちゃんサンこそ可愛いです。