寂しがり屋には愛情を。
「お前はヤンチャしてるってわけじゃなさそうだな…」
会長くんを頭からつま先までまじまじと眺める凌ちゃんさん。
会長くんは優等生の化身と言っても過言ではないくらいキッチリしてるからな!
あたしなんかよりずっとしっかりしてるさ!
あたしや西野くんに対しては手厳しいけどね!
「学校では一応生徒会長をしてます。こいつらと違ってマトモですよ?」
「てめぇ、オレらが変みたいな言い方すんじゃねーよ。」
「変っつーか、馬鹿だろ?」
「なるほど、お前は信用できそうだな。」
「なんでその流れでそうなるんですか。
あたしの生徒はみんな信用できますよ?」
「いやそれはまぁわかってんだけどさ?やっぱり心配なわけよ。いろいろと。」
いろいろってなんだ。
まだあたしがこいつらに何かされるとでも思っているのか。
返り討ちにしてやるから心配無用なのになー。