寂しがり屋には愛情を。

「凌ちゃんさん……、今、なんて…?」


「この前喧嘩した時、思ったんだ。

俺さ、のぞみがいないとダメなんだよ。何も頑張れないんだ。のぞみが悲しんでると思うと、俺も悲しい。のぞみの幸せが、俺の幸せだ。だから…俺と結婚して欲しい。」




少し緊張しているような、それでいて決心した目があたしを射抜く。



あたしも、あの時思ったよ。

凌ちゃんさんじゃないとダメだって。



いや、違うか。
ずっと思ってる。


高校の時ボスにいじめられても、一緒に戦おうって言ってくれた凌ちゃんさん。


いつだって、あたしの意見を聞いてあたしの意志を尊重して、あたしのやりたいように無茶だって聞いてくれた。


一緒に戦って、一緒に笑って。
それだけで楽しくて。




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