寂しがり屋には愛情を。
食べ終わった食器を片付け、テレビの前のソファーに座る凌ちゃんサンの隣に座った。
「先生たちでめんどくさそうなのとか居ない?」
「んー、まだイマイチ全部はわかんないなー。
でも、全体的にあんまし好かん。」
「新米教師がよく言うねー。
なんかあんの?」
「む。だってさ、みんなして1人の生徒を危険人物扱いするんだよ?
危ないから関わんなって。
教師が生徒に関わるななんて言われると思ってなかったからビックリしちゃった。」
「おー。のぞみの高校時代と一緒じゃん。
裏番中島希美には関わるなーってね?
担任先生を怒鳴りつけて回し蹴りだっけか?」
楽しそうにニヤニヤ笑う凌ちゃんサンを睨み付ける。
…あれはちょっとキレちゃっただけだ。
回し蹴りなんかしてないし、…担任を怒鳴りつけたのは事実だけど。
でも結局ボスとだってちゃんと仲直りしたもんねーだ。
あれは担任にも非はあったんだから。
「…馬鹿にすんなバカ凌斗。」