寂しがり屋には愛情を。
後ろを向き、凌ちゃんサンと向き合う。
「…次また馬鹿にするようなこと言ったら、本気で怒るから。」
「すみませんでした。」
「ん。許す。」
深々謝る凌ちゃんサンに笑みが溢れる。
本当はわかってる。
あたしが教師をすることを一番に喜んでくれて、一番に応援してくれているのは、紛れもなく凌ちゃんサンなのだ。
あたしが本気なのももちろん知ってくれてる。
だからこそ、馬鹿にされると心底ムッとするんだけどね。
「はい。仲直り。」
笑顔でキスを交わしそっと離れると、
「もっと。」
このワガママめ。
「仲直りは済んだでしょ?」
「もっと仲直りしよ。」
もっと仲直りってなんでしょうか。
「ベッドがいい?ソファーでいい?それともココで…」
「どこもお断りです!!」
誰かこの獣をどうにかしてください。