寂しがり屋には愛情を。

「ん、あぁ、ツバサに教えんならついでにオレにも教えてよ、お・べ・ん・きょ。」


あやー 桜の岡の生徒さんたちはみんなしてお勉強熱心なのね!!

感心感心!


先生は鼻が高いよ!!


「和樹に勉強なんて似合わねーな。」


「それ、ツバサにだけは言われたくない。」



急に会話に入るなよ!
ビックリするだろうが!


「なんだ、二人はおともだちですかい?」


「そー、親友な!!」


「いや、親友ではない。あー、悪友??」



なんだそれ。
まぁ要はおともだちってことな!


「キミ、名前は?」


「樋口和樹ってーます!」


ひぐち君ね。OK記憶しました。



「で、やるの?おべんきょ。」


「まぁ、オレは大学は行かねーけど、親友が頑張ってる応援くらいはできるかなーとか思いましてね。」



爽やかにはにかんだひぐち君。

うん。いい奴そうだ。




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