寂しがり屋には愛情を。
倒された机
散らばったプリント
足の下のノート
「これで理由、できたよな?さ、喧嘩しよーぜ!!」
笑顔で足をグリグリとノートに押しつける武藤。
プッツン
「おい。足、どけなさい。」
「あぁ、わりぃ踏んでたのか。
ぜーんぜん気付かなかったなぁ。」
グリグリグリグリ。
「…聞こえなかったのか?足を、どけろって言ったんだよ。」
「の、のぞみセンセ?」
「日本語、通じないんですか?さっさとその汚ねぇ足をどけなさい。カスが。」
「ちょ、センセ!!どうしたの?!暴言がいつもよりヒドイよ!!」
…ひぐち君いつも暴言はいてるように言わないでよ!!
「暴言と丁寧語が混ざってワケわかんなくなってンぞ。」
「…仕方ないでしょ、今理性と本能の間なんだから。」