大っ嫌い!!



この悩みを相談できる人もいない。


―――ガチャ


そう思ってた時、屋上のドアが開いた。



そこにいたのは‥



「‥羽架!!」

「‥こ‥こ?」


そう、心湖だった‥


すると心湖は、

「羽架、ごめん!!!!」


そう言って、頭を下げた。

それから、心湖は続けた。

「‥なんかね、言いづらかったの‥。羽架さ、最近悩んでたでしょ?」

「‥ぇ?」

「わかるよ、そのくらい!!何年一緒にいると思ってんの」


その時、やっぱあたしには心湖しかいないって思った。


< 88 / 210 >

この作品をシェア

pagetop