初めての恋の甘い誘惑~レンタル彼氏は学園王子~
「そっか。じゃあ行こう。
お前今日は早苗さんの最終日だからうまく終われよ」
「ああ。分かってる。
やっとあの絶倫OLと終われるのか。
毎日ヘトヘトだったよ」
「お前はサービスが過剰なんだよ。
少し手加減しろ」
「だって相手は高い金を払ってるんだぜ?
そのくらい何でもねぇよ」
…確かに。
OLの安月給からの百万円は決して安い買い物ではないだろうな。
「…明日からしばらく契約は取らないでおくか?」
俺が訊ねると柊はいつもの様に鼻で微かに笑った。