初めての恋の甘い誘惑~レンタル彼氏は学園王子~
「はあ!?」
何だと。あいつ…俺をスルーして千尋を呼び出すとは、いい度胸じゃねぇか。
「ぷくくっ。何だよ、その狼狽えぶりは。
今日は柊のポーカーフェイスも崩れっぱなしだね。
べつに心配される話じゃないよ。
……お金を受け取っただけで」
ガタッ!!と思わず立ち上がった。
「金!?」
千尋はそんな俺を驚いた顔で見ている。
「え?そうだよ。
何をそんなに驚いているんだよ。
杏奈ちゃんはお客さんなんだから当然だろ」