初めての恋の甘い誘惑~レンタル彼氏は学園王子~
だけど彼女は例え娘であっても掟を破ってラバーの存在を話すだろうか。
恵美さんの優しい笑顔を思い出す。
『柊…あなたは最高だわ。
あなたと同じ世代に生まれたかった…』
ベッドの中で繰り返し俺への賛辞を囁き、限りある時間を一途に恋してきた女。
いや…、ないだろう。
俺が首を傾げていると、中津はポツリと言った。
「…ある日…母の後をつけたのよ」
……え。尾行したのか?
「あなたと…ホテルのロビーでキスしてた」
「……」