初めての恋の甘い誘惑~レンタル彼氏は学園王子~
な…、何という…。
こんなところが、この世の中に…
しかも、こんな身近にあるなんて…。
誰が、何の為に…?
よく分からないけれど、契約したら好きな男の子と、二人きりなら仮とはいえ恋人になれる…という事?
だけど、…デートまでなら分かるけど、
えっと、…その先は…?
アリ?…ナシ?
うーん、そこまでは……。
「あ、ユーザーに頼まれたら僕達に拒否権はないから。
……何でも、…するよ?」
「えっ!?」
私の頭の中が見えたかの様に夏目くんが付け足す。
私の反応に彼はふふっ、と笑った。