初めての恋の甘い誘惑~レンタル彼氏は学園王子~
「あの…」
「…まだ返事、聞いてなかったな」
…え。
レンタルするか、どうかって、…あの話?
急に風船が萎むみたいにドキドキが弱まっていく。
そうよ、彼が私といるのは、好きだからでも何でもない。
これはビジネスなんだ。
なぜこんな事をしてるのか理由は分からないけど、お金を払って成立するレンタルな関係なんだ。
「…あの…」
「待て。言うな」
…は?何…?
「もし、俺を買うと言うなら、それを言われた時点で俺はお前のいいなりだ。
自分からは要求出来なくなるから」