サクラドロップス

「ボクのタイプの女性なら鏡を覗けば写ってるよハニー。なーんて言ってみたりして」

「・・・?鏡を覗けばって、鏡見たら・・・いるの、アタシ!?」

「だから反応遅いってば。マジで脳年齢やばくない?大丈夫?」

「人が密かに気にしてる事を言い当てるんじゃない!!!」

「朝からあんまりピリピリしない方がイイんじゃないの?眉間にシワ寄ってるし。派遣の学生あがりの後輩の肌と比べて、また給湯室で溜息ついても知らないよ」

「だから何で人が気にしてる事を言ってくれちゃってるのよぉぉぉ!!!」

「それも愛?」

「逢ったばっかで愛も何もあるかぁぁぁ」

「あれ、昨日『した』『アレ』は『愛』するが故の行動じゃないの?」

「嘘よ!ナイナイ絶対アリエナイ!年下になんて欲情しないもん!」

「そっかー、じゃあボクは『金』で『買われた』のかぁ。ま、ツバメとして世話になるのもイイかもね」

「1人で納得するな!!!って、マジでアリエナイから。嘘つかないでよぉぉッ」

「まあまあ、梅昆布茶でも飲んで落ち着いて」

「落ち着けるかあ!!!」



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