神様に見捨てられた世界で生きる僕ら

只、あたしは訳が分からなかった。


あたしにとって、圭だけだったから。

唯一の存在で、誰かの代わりじゃなくて、代わりなんて存在しなくて


居るのが当たり前で、居ないのが不自然で、


圭にとっても、あたしはそう言う存在だと信じていた。





なのに、あんな表情されて、

意味が、解らなくって、


胸が締め付けられて切なくって、


頭の中が真っ白になって、


グルグル、あたしの頭の中では

圭の表情と、あんな態度の理由が


何時までも何時までも


渦巻いているのでした。

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