神様に見捨てられた世界で生きる僕ら
一気に、圭に口を挟む隙を与えないように伝える。
あたしの、素直な気持ちは
貴方に届きましたか?
「・・・圭、昨日、貴方が何で気を悪くしたかあたしは分かんないの」
「ちなみ、」
「だから、教えてくれる?」
「・・・・・・何でもねぇよ!!それより、お前夕飯どうすんだ?」
「! 今日はまだ、決めてない・・・けど」
「じゃあ、家で食ってけよ。
・・・彼奴も、千夜っつぅ、親戚の奴も・・・」
「・・・良いの?」
「良いんだよ!俺は、・・・お前にそう言われただけで良いよ」
「じゃ、・・・後で千夜呼んでくる・・・」
「おぅ!!」
ニッコリと、何時もと変わらずに、前と変わらずに笑ってくれる圭が其処に居た。
あたしもそれが嬉しくって、温かくって、同じように笑い返した。
本当だよ、
さっき言ったことに、嘘偽りはないよ。
だってあたしにとって、圭はかけがえのない存在だから。
千夜に、代わりなんて出来ないもの。
だから、圭は何にも心配することないんだよ。