神様に見捨てられた世界で生きる僕ら

「お袋には話しておいたから、好きに使って良いってよ」

「じゃあ俺、素麺が良いな!素麺!!」

「冷麺とかも最高だなぁ」

「あ、それも美味そう!!」



「・・・粋なり仲良くなりすぎじゃない?」



あの後少し二人で話してから、千夜を呼んできて晩ご飯のメニューの会議中。

・・・あたしが冷蔵庫の中確認している間に、いつの間にか二人はうち解けていました。

ま、仲が悪いよりはマシだけど・・・。


「決まった?」

「「素麺!!」」

「はいはい、じゃあ出来るまでお風呂入って来ちゃってよ」

「「りょーかい!」」


まるで兄弟だ。

同じように笑って、同じように話して、同じ事を考えて。

あって未だ、一日も経ってないのに。

羨ましく、思った。
















調理する手を止めずに、

二人のことを考える。


圭との仲違いも収まった

圭と千夜の仲も良くなった


全部千夜のお陰なのかな?

千夜が居てくれたお陰で、仲直りも出来たのかな。





不思議だね、あたし達と千夜は会って間もないのに

昔から知っていたみたいな、感じで





千夜・・・

貴方は、何者なの?

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