Distance of LOVE☆
「ううっ…あぁっ…」
ゆづが必死に頑張ってるであろう部屋。
近付くと、ハッキリ彼女のうめき声が。
それくらい頑張ってんだな…
僕には…
何が出来る?
そう思ったとき…
思い出した。
この産婦人科には…患者の眠りを促すために放送がかかること。
放送とは…
音声ではなく…クラシック曲。
その傍らには…
絶対ピアノもあるはずだ。
「あの…ゆづの…
三ノ宮 悠月さんの分娩室での様子は?」
「何か…落ち着かないみたい。
やっぱり…不安なんだと思うわ。
貴方がいないと。」
やっぱり。
ゆづは寂しがりさんだからな。
「患者さんのためにクラシック曲を流す部屋…どこですか?
彼女を…落ち着かせてやりたいんです。」
これだけで…通じたようだ。
僕の意図が。
放送室に案内された僕は、すぐさま分娩室だけに音楽が聞こえるように設定し、 電子ピアノで、
以前聴いたときに彼女が落ち着くって言ってくれた曲を弾いた。
演奏を終えてすぐ、設定を元に戻すと、彼女に立ち会うため…再び分娩室に向かった。
ゆづが必死に頑張ってるであろう部屋。
近付くと、ハッキリ彼女のうめき声が。
それくらい頑張ってんだな…
僕には…
何が出来る?
そう思ったとき…
思い出した。
この産婦人科には…患者の眠りを促すために放送がかかること。
放送とは…
音声ではなく…クラシック曲。
その傍らには…
絶対ピアノもあるはずだ。
「あの…ゆづの…
三ノ宮 悠月さんの分娩室での様子は?」
「何か…落ち着かないみたい。
やっぱり…不安なんだと思うわ。
貴方がいないと。」
やっぱり。
ゆづは寂しがりさんだからな。
「患者さんのためにクラシック曲を流す部屋…どこですか?
彼女を…落ち着かせてやりたいんです。」
これだけで…通じたようだ。
僕の意図が。
放送室に案内された僕は、すぐさま分娩室だけに音楽が聞こえるように設定し、 電子ピアノで、
以前聴いたときに彼女が落ち着くって言ってくれた曲を弾いた。
演奏を終えてすぐ、設定を元に戻すと、彼女に立ち会うため…再び分娩室に向かった。