Distance of LOVE☆
寒っ…!
もう10月だ。
朝は多少なりとも冷えてきている。
にも関わらず、ソファーで寝た僕って…
しかも、もう朝の9時をとっくに回っている。
ヤバいっ…
完璧、遅刻だし…
お酒には強いから、二日酔いしていないのは助かった。
バナナと、冷蔵庫に入っていたヨーグルトを食べて職場に向かった。
「おはようございます。」
車を飛ばして出社したら、なんとか就業時間には間に合った。
「三ノ宮か…おはよう。」
「お…おはようございます…」
未だに、プロデューサーからのぶっきらぼうな挨拶には慣れない。
「この通りだ。
三之宮…給料は上げてやる。
だから…皆の分の仕事…頼まれてくれないか。」
皆、昨日の飲み会のおかげで、二日酔いがひどいらしい。
「分かりました。
その代わり、お昼休憩、多めに下さいよ?
ゆづの面会、行かなきゃですし。」
「分かってるよ。
しかし、お前が父親とは…ある意味で…」
言いながら、クスクスと笑い出すプロデューサーさん。
「何、笑ってるんですかっ…」
「いや?
すごい才能のある子に育ちそうだなって…ちょっと思っただけだ。
何かあれば相談して来い。だてに小学生2人の子育てしてないからな。
まあ、上は来年から中学生だが。」
「お世話になります。」
言われた仕事を黙々とこなしていると、資料の山の中から1枚の紙が落ちた。
「ったく…」
拾い上げてみると、彼女…ゆづの仕事の行程表だった。
何だ、コレ…
しかもその横に、チェックマークが付いている。
「ああ、それはな…彼女が産休の間、彼女の仕事を分担してやってたの。
職場の皆で…な。」
もう10月だ。
朝は多少なりとも冷えてきている。
にも関わらず、ソファーで寝た僕って…
しかも、もう朝の9時をとっくに回っている。
ヤバいっ…
完璧、遅刻だし…
お酒には強いから、二日酔いしていないのは助かった。
バナナと、冷蔵庫に入っていたヨーグルトを食べて職場に向かった。
「おはようございます。」
車を飛ばして出社したら、なんとか就業時間には間に合った。
「三ノ宮か…おはよう。」
「お…おはようございます…」
未だに、プロデューサーからのぶっきらぼうな挨拶には慣れない。
「この通りだ。
三之宮…給料は上げてやる。
だから…皆の分の仕事…頼まれてくれないか。」
皆、昨日の飲み会のおかげで、二日酔いがひどいらしい。
「分かりました。
その代わり、お昼休憩、多めに下さいよ?
ゆづの面会、行かなきゃですし。」
「分かってるよ。
しかし、お前が父親とは…ある意味で…」
言いながら、クスクスと笑い出すプロデューサーさん。
「何、笑ってるんですかっ…」
「いや?
すごい才能のある子に育ちそうだなって…ちょっと思っただけだ。
何かあれば相談して来い。だてに小学生2人の子育てしてないからな。
まあ、上は来年から中学生だが。」
「お世話になります。」
言われた仕事を黙々とこなしていると、資料の山の中から1枚の紙が落ちた。
「ったく…」
拾い上げてみると、彼女…ゆづの仕事の行程表だった。
何だ、コレ…
しかもその横に、チェックマークが付いている。
「ああ、それはな…彼女が産休の間、彼女の仕事を分担してやってたの。
職場の皆で…な。」