Distance of LOVE☆
「どんな人なんだろ…彩ちゃんと政略結婚しようとしてる御曹司って…」
「相当のクラシック音楽好きで、だけど音大には行ってないって噂だ。」
麗眞くんが口を挟んできた。
「な…何で麗眞くんまで?」
「ん?
姉さんのためにしてやれることって…これくらいしかないから。」
「麗眞坊ちゃまは彩さまをとても慕っておられますからね。
たまにその度合いが過ぎることはございますが。」
麗眞くんの執事の相沢さんが言う。
「相沢さん。
それが"シスコン"ってことだから。」
「そうなのでございますか!?」
この執事、シスコンって単語自体知らなかったな?
ふふっと悠月が微笑む。
「どうしたの?」
「寝ちゃってるの。悠香。可愛いわあ。」
「お貸しくださいませ。
あとはチャイルドマインダーの橋本に預けますので。お二人は、ごゆっくり、夫婦でおくつろぎくださいませ。」
「ありがとうございます。」
「大丈夫よ。
これが私の本来の仕事だもの。」
「すみません…」
悠香をお言葉に甘えて、橋本さんに預けた。
久し振り…だね?
2人で過ごすの。
「この間は中断されたからな~。
僕はこの場でもいいけど?」
悠月のスカートの裾に軽く手を掛けながら、耳元で言う。
「ここはダメだよっ…///
麗眞くんに…相沢さんも橋本さんだっているし…」
「コックピットの横入ったところに仮眠とるためのスペースあるよ?
そこでイチャついてきてもいいしね。」
そう、顔を赤らめることもなく、真顔でそう言う麗眞くん。
「オレは、慣れてるから。
姉さんと違って。」
異性の扱い…ホント、手慣れてるよな、麗眞くんは。
「じゃあ…行く?」
もともと、チークでピンクに染まっている頬をさらにピンクにしながら頷く悠月を横目に、言われた通りの場所に向かった。
「相当のクラシック音楽好きで、だけど音大には行ってないって噂だ。」
麗眞くんが口を挟んできた。
「な…何で麗眞くんまで?」
「ん?
姉さんのためにしてやれることって…これくらいしかないから。」
「麗眞坊ちゃまは彩さまをとても慕っておられますからね。
たまにその度合いが過ぎることはございますが。」
麗眞くんの執事の相沢さんが言う。
「相沢さん。
それが"シスコン"ってことだから。」
「そうなのでございますか!?」
この執事、シスコンって単語自体知らなかったな?
ふふっと悠月が微笑む。
「どうしたの?」
「寝ちゃってるの。悠香。可愛いわあ。」
「お貸しくださいませ。
あとはチャイルドマインダーの橋本に預けますので。お二人は、ごゆっくり、夫婦でおくつろぎくださいませ。」
「ありがとうございます。」
「大丈夫よ。
これが私の本来の仕事だもの。」
「すみません…」
悠香をお言葉に甘えて、橋本さんに預けた。
久し振り…だね?
2人で過ごすの。
「この間は中断されたからな~。
僕はこの場でもいいけど?」
悠月のスカートの裾に軽く手を掛けながら、耳元で言う。
「ここはダメだよっ…///
麗眞くんに…相沢さんも橋本さんだっているし…」
「コックピットの横入ったところに仮眠とるためのスペースあるよ?
そこでイチャついてきてもいいしね。」
そう、顔を赤らめることもなく、真顔でそう言う麗眞くん。
「オレは、慣れてるから。
姉さんと違って。」
異性の扱い…ホント、手慣れてるよな、麗眞くんは。
「じゃあ…行く?」
もともと、チークでピンクに染まっている頬をさらにピンクにしながら頷く悠月を横目に、言われた通りの場所に向かった。