Distance of LOVE☆
<彩side>
「ちょっ…」
電話、切れたわ。
何よ、麗眞ったら…
何かあったらオレに頼ってくれていいって…矢吹がニブいってなんなのよ…
「彩お嬢様?」
「……何よ。
…………!?」
急に、抱き寄せられた。
「せめてもの、お詫びです。他ならぬ彩お嬢様に、ご迷惑をお掛けしたので……」
「ありがと。別に、いいのよ?気にしなくて。」
「いいえ。私が至らなかったせいですので。」
最近になって、矢吹といると胸が苦しくなるようになってきた。
何なのかしら、これ。
まあ、いいわ。
「とりあえず、破談にしたって。
あの婚約。それだけは安心したわ。
だって、ちゃんと自分が望む人と結婚できるしね。
で?矢吹。ケガは大丈夫なのかしら?」
「大丈夫でございますよ。
ごく、軽いケガでございました。可愛かったですよ?意識を無くしている私に向かって半泣きになって訴えかけているお嬢様。
邪な感情を抑えるの、大変でしたよ?(クスッ」
なっ…///
「やっぱ、執事さんといえども男だよな。
な?美月。」
「まあ…そうね。」
大ケガをしたはずの柳下祐希が、谷村美月と一緒に現れた。
しかも、首筋に赤いアト付いてるし。
何なのよ!見てるこっちが恥ずかしいわ。
しばらくして、高沢が慌ただしく作業をし始めた。
「何があったのよ…!」
「どうやら、美崎さまが撃たれたようですよ?」
「美崎が?何でっ…」
「どうやら、あの御曹司の当主に依頼して、お嬢様を政略結婚させようとしたのは
美崎さまの義母であるようです。」
「それが納得いかなくて、ずっと見張ってたのね…
奇跡よ。こんな…いい子が私の友達って。」
「ちょっ…」
電話、切れたわ。
何よ、麗眞ったら…
何かあったらオレに頼ってくれていいって…矢吹がニブいってなんなのよ…
「彩お嬢様?」
「……何よ。
…………!?」
急に、抱き寄せられた。
「せめてもの、お詫びです。他ならぬ彩お嬢様に、ご迷惑をお掛けしたので……」
「ありがと。別に、いいのよ?気にしなくて。」
「いいえ。私が至らなかったせいですので。」
最近になって、矢吹といると胸が苦しくなるようになってきた。
何なのかしら、これ。
まあ、いいわ。
「とりあえず、破談にしたって。
あの婚約。それだけは安心したわ。
だって、ちゃんと自分が望む人と結婚できるしね。
で?矢吹。ケガは大丈夫なのかしら?」
「大丈夫でございますよ。
ごく、軽いケガでございました。可愛かったですよ?意識を無くしている私に向かって半泣きになって訴えかけているお嬢様。
邪な感情を抑えるの、大変でしたよ?(クスッ」
なっ…///
「やっぱ、執事さんといえども男だよな。
な?美月。」
「まあ…そうね。」
大ケガをしたはずの柳下祐希が、谷村美月と一緒に現れた。
しかも、首筋に赤いアト付いてるし。
何なのよ!見てるこっちが恥ずかしいわ。
しばらくして、高沢が慌ただしく作業をし始めた。
「何があったのよ…!」
「どうやら、美崎さまが撃たれたようですよ?」
「美崎が?何でっ…」
「どうやら、あの御曹司の当主に依頼して、お嬢様を政略結婚させようとしたのは
美崎さまの義母であるようです。」
「それが納得いかなくて、ずっと見張ってたのね…
奇跡よ。こんな…いい子が私の友達って。」