Distance of LOVE☆
そして、何も胃に入れないまま、朝を迎えた。
「悠月、僕行くけど、ホントに大丈夫?
夕べから何度もトイレに駆け込んでたけど。」
そう言って、優しく私を抱き締めてくれた。
「悠月?
無理だけはしないでね?
熱っぽいから。」
「うん。
だから、早退して、病院に行くの。」
「そっか。
ちゃんと結果教えてね?」
「分かってる。
じゃあ、行ってらっしゃい。」
軽くキスを交わして、和を見送る。
早退するなんて嘘。
ホントは…これから病院に行く。
産婦人科。
下腹部の痛みもなくて、久しぶりの安らかな眠りを邪魔するかのように、突然私を襲った吐き気。
やっとトイレから出て来られたときには、すでに夜中の3時で…
それからはまともに眠っていない。
水だけは口に入れるが、それさえも戻してしまう。
これはもう…誰がどうみてもつわりだ。
「やっと気付いた?
遅いよ?」
玄関から出てきた私を、車に乗せてくれたのはなぜかウィーンに行ったはずのアルプスさんで。
そのまま産婦人科まで連れて行ってくれた。
三咲産婦人科。
私だけが、診察室に呼ばれる。
「妊娠してますね。
おめでとうございます。」
そう言われた。
やっぱり…いたんだ。
大事な大事な、和との赤ちゃん。
嬉しいなー…
だけど…和がウィーンに発った今、私1人で…この状況に耐えなければいけない。
それを先生に告げたら、先生が全力でサポートしてくれるって言ってくれた。
「悠月、僕行くけど、ホントに大丈夫?
夕べから何度もトイレに駆け込んでたけど。」
そう言って、優しく私を抱き締めてくれた。
「悠月?
無理だけはしないでね?
熱っぽいから。」
「うん。
だから、早退して、病院に行くの。」
「そっか。
ちゃんと結果教えてね?」
「分かってる。
じゃあ、行ってらっしゃい。」
軽くキスを交わして、和を見送る。
早退するなんて嘘。
ホントは…これから病院に行く。
産婦人科。
下腹部の痛みもなくて、久しぶりの安らかな眠りを邪魔するかのように、突然私を襲った吐き気。
やっとトイレから出て来られたときには、すでに夜中の3時で…
それからはまともに眠っていない。
水だけは口に入れるが、それさえも戻してしまう。
これはもう…誰がどうみてもつわりだ。
「やっと気付いた?
遅いよ?」
玄関から出てきた私を、車に乗せてくれたのはなぜかウィーンに行ったはずのアルプスさんで。
そのまま産婦人科まで連れて行ってくれた。
三咲産婦人科。
私だけが、診察室に呼ばれる。
「妊娠してますね。
おめでとうございます。」
そう言われた。
やっぱり…いたんだ。
大事な大事な、和との赤ちゃん。
嬉しいなー…
だけど…和がウィーンに発った今、私1人で…この状況に耐えなければいけない。
それを先生に告げたら、先生が全力でサポートしてくれるって言ってくれた。