碧眼の天姫―刀の後継者
第一章.始

託された悲願



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『もはやこれまでか…』


刀を地面に突き刺し体重を刀に預ける。


これで終わりだと悟る。


刀を握る手の感覚も、地に着く足の感覚も無い。


『グギャギャギャーッ!!!』


目の前に迫るのはこの平安の世で最も恐れられる鬼。


『火鬼…お前だけは…残して逝けぬ。朽ちる時はお前も道連れにっ…!!!』


地面に突き刺さる刀を引っこ抜き歪む視界の中、刀を構える。








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