碧眼の天姫―刀の後継者


今年、17になって
百三代目の天姫を継いだあたしに天姫ノ刀が引き継がれた。


その刀を握った時、その扱い方や成すべき事を知った。


「あたしが天姫になるのを母様は酷く拒まれたな…」


上質な絹に巻かれた天姫ノ刀をそっと抱きしめる。


瞳を閉じれば、天姫継承の儀の事を思い出す。








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