碧眼の天姫―刀の後継者


屋根の上から勢い良く飛び降りる。


空中で鞘から刀を抜いた。右手に刀を持ち、振り上げる。


重力を利用して思いきり斬り付けた。


―ザシュッ!!!


刃が鬼の肩に刺さる。


「グギャギャギャーッ!!」

―ビシャッ


鬼の悲鳴が夜道に響き渡る。鬼の血が飛び散り、あたしの顔や髪に付着した。


「オノレ…アマヒメ!!!!
喰ロウテヤル!!!」


鬼が爪を振り下ろした。
それを避けて男と女の子を背に刀を構える。









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