碧眼の天姫―刀の後継者


「俺は…美琴となら、たとえ世界が滅びて死ぬ事になったっていいよ…」


美琴を愛してるから…
傍にいて死ねるならそれでいい。


『ならば行けばいい。今のお前には娘を守る力があるだろう?』

「ツチノカミ…」



そうだ………
なんの為に手に入れた力だ…


美琴を守る為だ。


「俺は…最後まで諦めない。1%だって諦めない」


美琴の傍にいる為なら何としてもその可能性に縋り付く。


「美琴…だから美琴も諦めないで…」


俺が一緒に戦うから…
孤独になんてさせないから…



もう二度と美琴を一人にはしたくない。


美琴を愛してるから…
傍にいて美琴を守る為に…


俺は刀をとるよ…………











< 262 / 330 >

この作品をシェア

pagetop