碧眼の天姫―刀の後継者


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―夢を見ている


それは果てしなく遠い、現世とは限りなく遡った世界。


そう………


あたしが………


私が、満姫と呼ばれた時空……


「…満…姫……?」


誰だそれ……
そんな人知らな……いや…



知ってる。
前に天鬼が…違う。


もっと前から、いや…最初から…


あたしは知ってた。



あたしは…



「満姫…」


そう、前世では満姫と呼ばれていた。


同じ、天姫の使命を背負って…










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