碧眼の天姫―刀の後継者


―ガラガラガラ…


扉を閉めて萩原 千年を
睨みつける。


「…あんた…馬鹿?
それじゃあキャラ崩壊でしょうが…」


ため息をついて空いた席の一つに腰をかけた。


「…せっかく作ってたのに良いわけ?
あのまま隠してたら平穏な学校生活が送れてたのに…」


そう言ったあたしを萩原 千年は驚いたように見つめる。


それから不敵な笑みを浮かべて…


―ダンッ


あたしの座る席の机に
萩原 千年は手をついた。


「…何?」


そのまま顔を近付けてくる。あたしはそのまま動けなかった。


「…俺の事…心配してくれてるの?」


何故か甘い空気になる。


何なんだこれ……









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