碧眼の天姫―刀の後継者


「天鬼、祖御霊奉る」


鬼があたしをギロリと
睨みつける。


「我、天宮の娘なり」


自らの内に眠る
天姫の本来の力がゆっくりと
紐解かれる。


「碧瞳、血は証とし…
此処へ示さん、審議せん。
我…天姫なり……」



刀に描かれた紋様が
紅く光り出す。


そして……………









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