碧眼の天姫―刀の後継者
「…どうして………
あたしとあなたは違うんだろうね……」
こんなにも…違う……
ショーウインドーに映る自分を見つめる。
刀を握れば血に染まり、汚れる自分…
それを見る度にあたしは自分に言い聞かせる。
鬼を斬り伏せる度に、
"これでいい…これで良かったんだ"
救えなかった度に、
"救えなかったのは仕方ない…犠牲が出るのは仕方ない"
何度も何度も……
それでも納得出来ない自分もいて…
自分自身が分からなくなる。