+ありがとう+




「あの………あたし真由美と真由美のクラスに行ったの…真由美のカバン取りに行くときに。その時…流華…さんだったよね…流華さん一也君に腕捕まれてたでしょ?」


「うん…。」


二人の会話が聞こえてくる。




「流華さん一也君がしつこくて諦めて一也君の方振り向いたんだよね?その時に一也君に振り向いた途端にキスされたんだよね?流華さんは自分からキスなんてしてない!あたしは全て見たよ…真由美とね。」



え……やっぱりあたし間違ってた。
佳菜絵…流華は流華からキスしたんじゃない!
あたし流華の友達なのにいじめてしまった……
こんなあたしを許してね



「そうだったのか…教えてくれてありがとう。」



「その時流華さんのクラスの転校生も見ていたらしいの。途中から見たから流華さんからキスしたと思ったみたい……」




佳菜絵途中から見るからいけないんじゃない……
あたしは靴箱に来て家へ帰った。



正美side end



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