+ありがとう+
「120ページを開いて読んでください。んーと上原さん読んでください」
「あっ、えっとん忘れてしまいました[本当はあるけどー]」
佳菜絵は嘘をついた。
先生は呆れてしまった。
「隣の人は?」
「いないんです。その横もいないんです…」
「そう…じゃあ朝比さん!読んで!」
ニヤリッ
佳菜絵は皆に見えないようにニヤリと笑った。
流華はそれを見逃さなかった。
「佳菜絵…最悪」
ボソッと呟く。