+ありがとう+






「え…………」



「だっせ!うけるー」





その女の子は教室を出ていってしまった。
あたしはただ呆然と立ち止まった。
皆は見て見ぬふり。
皆は黙々と掃除を始めていた。
今、佳菜絵と昌美と眞姫は居なかった事にだけホッとした。






「きたない……」




あたしは床に散らばったゴミを直し捨てに行った。




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