そばにいてくれたから



礼羅はあたしの肩に触れた。



「食え」


「やだ」


「…口移ししてでも食わせるぞ」



なんだよそれ。


別に恋人でもないのに…



「そんなことで…」



言葉をしゃべろうと開いた口に何かが入った。


そして唇からぬくもりが感じる。





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