そばにいてくれたから



「有菜、この人はシゲ子さん、シゲさんって呼べ」


「偉そうに言うんじゃないよ、サボり魔が」



礼羅って進二さんだけじゃなく商店街の人とも顔見知りなんだ。


すごいな。



「シゲさん、有菜の衣服選んでやって」


「なんでじゃ?」


「俺んち住むから」


「…同棲か?」


「違います」



あたしは即答した。




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