そばにいてくれたから



「礼羅!」



あたしが名前を呼ぶと礼羅は立ち上がってあたしを見た。



「遅いぞ」


「ごめんごめん」



礼羅はまちくたびれたようだった。



「さっさと金をよこせ、サボり魔」


「へいへい」



礼羅は封筒から服代を出した。




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