そばにいてくれたから



進二さんのお店の前に着いて礼羅はドアを開けた。



「いらっしゃい、…って有菜ちゃん学校は?」



やっぱり聞かれると思った。



「サボりです」


「とうとう礼羅病でもかかったか」


「礼羅病ってなんだよ、進二さん」



あたしと礼羅はいつものテーブル席に向かった。


すると潤希くんだけが座っていた。





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