そばにいてくれたから



あたしは席から立ち上がりぺこっとおじぎをした。



「谷本菜穂です、よろしくね」



なんか想像してた感じと違うな。


もっと怖そうな感じかと思っていたけど、優しそう…



「菜穂さん、今日は一体何しに来たの?」



進二さんは菜穂さんにお茶を差し出した。


菜穂さんは軽く頭を下げてお茶を受け取った。



「実はあたし結婚することになったの」




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