そばにいてくれたから



骨折!?


たったぶつかっただけで骨折なんかになるわけないだろう。


これはお金とられるのかな?


あたしは恐怖と焦りでいっぱいだった。



「お前名前は?」


「知らない人に教えられません」


「んだとブス」



掴んでいる手の力はますます強くなった。


男子高生はあたしをずっと睨みつけている。




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