そばにいてくれたから



「見た目で判断する人がセーターなんか貸さないと思うけど?」



川口さんは目線を紙袋に入っているセーターに向けた。



「あたしも協力する!」


「原田さん…」


「絶対に光太郎くんと仲良くさせる!」


「…原田さーん!!!」



川口さんはあたしに抱きついてきた。




< 199 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop