そばにいてくれたから




それから礼羅への説教は続き、帰ったのは10時だった。



「しびれる…」


「女の子傷つけたからだよ」



礼羅はほぼ正座で座ったため足がしびれてよろよろしながら歩いている。



「有菜、肩貸せ」


「あたしに掲げて帰らせろと?」


「いいから貸せ!」


「わっ!」



礼羅はあたしの腕を引っ張り、礼羅の腕があたしの肩に触れる。




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