そばにいてくれたから



「こっちでいっしょに座ろう」


「は…はい!!」



川口さんは顔を真っ赤にさせながら光太郎くんとカウンター席に座った。


あたしは邪魔をしないようにテーブル席に行こうとした。



「原田さんもおいでよ!」


「え?」



川口さんはあたしを引き留めた。


二人っきりになれるのに、あたしが座っていいの?





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