そばにいてくれたから



あたしは川口さんの隣に座る。


そして小声で川口さんに話しかけた。



「いいの?あたしがいて?」


「だって緊張するんだもん…」



そういうことか。


まあ、二人の邪魔をさせないようにしよう。



「君、名前なんて言うの?」


「か…川口翔子です…」


「僕は伊神光太郎って言うんだ、光太郎でいいよ、翔子ちゃん」



光太郎くんは笑顔になった。





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