そばにいてくれたから



「とにかくさっさと教えろ」


「知らない人なんかに教えることができません!」



この人なんなの!?


どんなやつか予測できない!



「…知ってたら教えてくれるのか?」


「は?」


「だったら俺ら知ってる者同士にならないか?」



男子高生はあたしに近づいてきた。


あたしは男子高生が一歩進むごとに一歩下がる。





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