そばにいてくれたから



光太郎くんは顔を下に向ける。


もしかして光太郎くんは川口さんの気持ちわかってたのかな?



「あの子、俺のこと好きなんでしょ?」


「あ…」


「礼羅から聞いた」



あたしは礼羅のほうを向いた。


礼羅は手を合わせて謝ってるようだった。



「ねぇ光太郎くん」


「ん?」


「前の彼女さんって大切な人なの?」






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