そばにいてくれたから



するとドアが開いた。


川口さんが出てきてくれた。



「もう結果なんてわかってる…」



目からは涙が出ている。



「…でも光太郎くんに気持ちは伝えなくていいの?」


「伝えたいわよ…」



あたしは川口さんの肩にそっと触れた。



「だったら伝えよう、あたしがちゃんと川口さんのこと受け止めるから…」


「原田さん…」






< 259 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop