そばにいてくれたから



そう呼ぶと背を向けてた光太郎くんは振り返った。



「翔子ちゃん…」


「あたし…」



川口さんは言葉をためらった。



「…光太郎くんのこと好きです」


「……」


「せめてこれだけでもいいから伝えたかったの…」




< 263 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop